● 人は外見で他人を判断する
人間は外見ではなく、中身であると言われますが、これは建前です。
実際には、人間の評価や価値は外見で決まってしまう部分が大きいです。
例えば、米国内の肥満の子供は、早ければ3歳から周囲の偏見にさらされていることが、
イエール大およびハワイ大学の共同調査で分かりました。
AP通信によると、太っているためにからかいや拒絶、いじめなどを受けたと答えた若者は、
自殺への衝動にかられたり、高血圧や摂食障害に苦しんだりする割合が通常より2〜3倍高いそうです。
調査報告者は「同級生や両親、教師などが肥満の子供たちに汚名を着せる行為は、蔓延していて容赦がない場合が多い」
と心理学会報7月号で指摘しました。
アメリカ� �は、1億2700万人が標準体重を超え、6000万人が肥満、900万人が極度の肥満であると推定されています。
太り過ぎの子供の割合は2010年までに、米国で約50%、欧州でも38%にも上る見込みです。
特に貧困層は安いファーストフードに頼りがちで、そうでない人々もジャンクフードを食べながら、
健康を気にしてサプリメントを飲むという、ゆがんだ状態に陥っています。